核融合科学研究所のスーパーコンピュータ・プラズマシミュレータの現行機種は、来年6月末に運用を停止します。
新しいプラズマシミュレータは青森県六ヶ所村の量子科学技術研究開発機構(QST)六ヶ所フュージョンエネルギー研究所に設置されます。
スーパーコンピュータの入札が先日行われ、次期システムの落札業者とシステム構成が決定いたしました。
詳しくは、落札者からのプレスリリースをご参照ください。
日本語版 https://jpn.nec.com/press/202411/20241113_02.html
英語版 https://www.nec.com/en/press/202411/global_20241113_02.html
なお、来年度のプラズマシミュレータ利用共同研究の公募については、12月2日に公開予定です。
研究所の新しいスーパーコンピュータが動き始めました。
1秒間に1京(けい)回をこえる世界トップレベルの計算性能を有するプラズマ核融合分野専用のコンピュータシステムです。今回は、機器の裏側にまでカメラが入り、その全ぼうを解き明かします!人気のバーチャルリアリティ(VR)システムもご紹介します。
核融合科学研究所では、2020年7月1日からプラズマ核融合分野専用のスーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ・雷神」の運用を開始しました。 ベクトル型スーパーコンピュータ「NEC SX-Aurora TSUBASA A412-8」540台からなり、10.5PFLOPSの演算性能を有します。これにより世界トップレベルのプラズマ核融合シミュレーション共同研究を推進しています。
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核融合プラズマは、ミクロの電子やイオンのダイナミックスからマクロのプラズマ輸送までの多数の異なる時空間スケールをもつ非線形過程と複合物理に支配された複雑物理系の典型的なパラダイムです。 数値実験炉研究プロジェクトでは、実験や理論と連携しながらプラズマシミュレータ"雷神"を活用し、核融合磁場閉じ込め装置全体のプラズマ挙動を予測することのできるヘリカル数値試験炉の構築へと繋がる大規模シミュレーション科学を推進します。